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団体交渉は終了しました

 
 団体交渉で改善を図ってきた退職条件交渉は、ようやく収束しました。会社との最終的な協定書へも判を押し、これで団体交渉も終了です。退職条件は期待以上のものを獲得できました。

 これまでを振り返ってみると、会社から突然退職勧奨を受けて呆然としてから何となく納得できず労働基準監督署を訪れたのが転機でした。もし、何も疑わずに会社の言うなりに受け入れていたらと想像するとゾッとします。世の中、何でも挑戦してみるものだと改めて思いました。ある種、運命論的になってしまうかもしれませんが、『あの時、労働基準監督署に行ってなかったら?』、『個人加入の労働組合に出会っていなかったら?』『労働組合役員の担当者が違ったら?』とそれぞれの状況が一つ違っていただけで結果は大きく変わっていたかもしれません。

 ここ2年間ほど仕事ではツキに見放され続けてきましたが、なんとなくツキが戻ってきたように感じることができるようになりました。決して他力本願というわけではありませんが、人生は自分の努力以外の要因で大きく左右されるものだとつくづく感じました。裏を返すと自分が努力してもどうにもならないことが世の中には多すぎるのかもしれません。特に今のように荒んだ世の中だと、私のように気が小さくてお人よしは一ひねりされただけでギャフンとなってしまいます。

 今朝の新聞にも記事となっていましたが、『貧富の差』を感じる人たちが過半数いるそうです。多くの人たちが『勝ち組』『負け組』を意識しているそうです。もはや『勝ち組』『負け組』の中間を望むことは許されない世の中になってしまったようにさえ感じます。普段は政治に対してあまり興味がない私ですが、小泉さんの三位一体改革には驚きました。このように経済的弱者をさらに追い詰めるような政策が『勝ち組』『負け組』を作り出す世の中を助長しているのでしょうね。


by karl_2525 | 2004-11-29 13:28 | 労働問題  

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