カテゴリ:社会復帰( 38 )

 

人生は振り子のように

 以前の職場でとても懇意になった同僚がいた。彼と私は互いに管理職になりたてということで、公私共に相談しあう仲であった。歳は私よりも多少若かったものの彼から学ぶことは多かった。

 その職場を去ってからも彼とは連絡を取り合うことが多く、私が次の職場で体調を崩している間も度々彼と会って話をする機会もあった。そんな中、彼から『人生は振り子のようで悪い方に振れても、そちら側に振れたまま止まることはなく、必ず戻ってきて良い方に振れる』という言葉を貰った。その時は気休めを言ってくれたのだろうと、あまり気にも留めていなかったが平穏を取り戻した今になって考えてみると自分の人生はそのようであった。

 その同僚と知り合った職場は、私にとって生まれて初めての転職先であった。新卒で就職した会社には9年近く勤めていたが、その会社での仕事に希望は見出せなかった。初めての転職先はそれまでいた会社とはまったく違う環境だった。慣れない環境のために最初の1~2ヶ月こそ多少転職を後悔した時期もあったが、そんな気持ちも時間と共に消えて仕事はますます面白くなり、良い仲間や上司に囲まれて毎日会社へ行くのが楽しみだった。今思うと、この時が今までの人生の中でピークだったと思う。このピークに陰りが見え始めた頃、私はさらに高い山へステップアップしようとして転げ落ちてしまった。この挫折が私の体調を大きく崩し、今日までに立ち直るために4年間もの苦汁を味わうこととなったのであった。

 人生の振り子は大きく良い方向へ振れた後に同じだけ大きく悪い方向へ振れてしまったのだと思う。その後、再び良い方向へ振り子は戻ってきた。それも適度に良い方向へ。それが今の状況。あまり大きく振ってはいけない。そうしないと同じだけ悪い方向へも振れてしまうから。自分の許容できる範囲内で振り子が振れるように人生をコントロールしなければいけないと思う。
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by karl_2525 | 2007-04-01 23:46 | 社会復帰  

社会復帰1年8ヶ月

 社会に復帰してから1年8ヶ月が経過した。

 心が壊れたのが、今から4年前のちょうど今頃だった。当時の記憶は少しずつ薄れつつある。記憶が薄れているから今の自分がある。もし、当時の記憶を100%ありのままに記憶していたならば、これほど辛いことはない。その時の自分と今の自分をかろうじて繋いでいるのは、4年間欠かさずに飲んでいる薬のみである。その薬も1回に服用する量は1/3程度に減り、1日に服用する回数も1/2まで減らすことができた。目下の目標は2~3ヶ月かけて1日の服用回数を1回へ減らすことである。

 精神的に薬に依存することはなくなったが、いかんせん4年も服用し続けた薬なので体が順応してしまっている。無理に減薬しても精神には影響を及ぼさないものの、身体がついていけないようであぶら汗やめまいがおこる。離脱症状というらしい。そこで数ヶ月ごとに段階的に薬を減らしていかざるをえないのが何ともまどろっこしい。抗うつ薬には依存性がないなどと書いている医者もいるが、製薬会社のまわしものだろう。(笑)

 だからといって薬を否定するつもりは毛頭ない。薬だけで治ってきたわけではないが、薬が苦しみを軽減してくれたことに間違いはない。どんな薬も作用、副作用があるものだから、作用に助けられ副作用を我慢できればそれでよいのであろう。何を得て何を捨てるかということに似ている。

 今の仕事については・・・・・・大変満足している。以前の職場と比較すると極楽(ちょっと大げさではあるが)である。自信を持って仕事ができ、周囲にも自分が尊重される。力で潰そうとする人間は周囲にはいない。身の程を知り、己の能力よりもやや下のレベルでやっていける仕事であるからだろう。それでも待遇が以前よりも落ちなかったのは運によるところが大きい。昔の自分は己の能力よりもやや上にいることを目指していた。常に向上心を持って仕事をするべきだと考えていた。30代までであればそれで良かったのだろう。出世したいのであれば今でもそうしなければいけないのだろう。しかし、今の自分にとっては今の自分を維持することが一番大事である。待遇にも不満はないし、今より下がらなければそれで満足している。あとは健康であるのみ。

 しかしながら潮の流れだけは見極めなければならない。社会は明らかに労働者を安く買い叩こうという方向に向かっている。有期雇用の規制をもっと緩和して自分の会社の従業員を自由に増減できるようにしなければ、海外の企業と競争できないなどいう理屈を吐く経営者がいる。彼の言っていることは日本の労働者を踏み台にしてでも自分の会社が伸びればよいといっているのと同然である。そのような著名な経営者が日本の労働者を虐げるような発言は、自ら『私は非国民です。日本の労働者がどうなろうと私の会社が世界のどこかで生き延びれば良いのです。』と白状しているようなものである。昔のように会社が繁栄したら社会へ還元しようなどという粋な経営者は日本からいなくなってしまった。とても悲しいことである。

 さらに厚顔無恥なのは、さらに法人税を下げろという経営者がいる。『国際社会で競争するため』らしい。下がった法人税の一部を従業員に還元するべきだという幼稚なことを言う者もいる。法人税が高かったからこそ、税金でもっていかれるくらいなら社員に給与として利益を還元しようという企業があったことを知らないらしい。

 いづれにせよ、日本はどんどん衰退への道を突き進んでいるように思えて仕方がない。このままでは雇用の二極化どころではすまないだろう。金を持った元気な年寄りは海外で悠々自適な生活を送るために日本を抜け出し、金もなく身体が不自由な年寄だけが日本に残り、どんどん削られる社会福祉でしのぎを削らねばならない。今の雇用システムは30年、40年先に金のない年寄りを大量に生産するシステムであることを政府が知らないわけがない。問題の先送りは悲しいかな日本の文化なのであろう。
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by karl_2525 | 2006-12-03 00:14 | 社会復帰  

勝手に時差出勤

 連日のように9時過ぎまで残業していた状況から、ほんの一歩だけ改善されたといった感じで8時半頃には会社を出られるようになってきた。

 弊社はフレックス出勤が許される人事的グレードが存在するのだが、入社一年経過した今でも、自分がフレックス出勤を許されているのかわからない。入社後、間もなく人事に聞いたのだが、回答は?だった。まったく労務管理におおらか?!な会社である。

 何事も自己責任ということなのか、最近では勝手に時差出勤しているものの咎められことはない。もっともろくにリソースプランもたてずにプロジェクトが降ってくる状況で、定時に出社しろなどと咎められようものなら逆切れしてやろうという心積もりもある一方、適当にヘラヘラ謝まりつつ時差出勤し続けた方が得なのかもしれない。

 世の中、決してシロクロつけてはいけないのかもしれない。いかにしてグレーな状況を維持できるか否かが、世渡り上手かをわけるのだろうと一人で勝手に納得している私であった。
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by karl_2525 | 2006-04-18 23:56 | 社会復帰  

再就職してから丸一年

 再就職してから丸一年が経過した。始めの数ヵ月は結構辛かったように記憶している。思うに、この辛さ加減が復帰への明暗を分けるのだろう。復帰に際して、この辛さ(具体的に何を辛く感じるかは体調を崩した原因に依る)は避けて通れない関門である。

 私の場合は一度目の復帰の際、この関門を通過することができずに失敗してしまった。この時の職場ではネガティブな言動(スパルタマネージメント?!)を毎日浴びせる上司に耐えられなかったのである。まぁ本人は上司としての威厳をアピールするつもりだったのだろう。おそらくは声のでかい者に絶対服従という環境で勤めていたのかもしれない。しかし、これは一理あるのだろう。一度、部下になめられてしまおうものなら、上司としては致命傷になりかねない。私自身がこれが致命傷となって最初に壊れてしまったのである。よほど真っ当な人格をもった部下でない限り、紳士的に接するものではない。表面的に紳士的に接したとしても、何かしら部下を見下すような態度も必要悪だと思う。もちろん、それに見合うだけの能力も持つべきであるが。世の中はなめられた者が苦汁を飲まされるシステムのようだ。ということに気が付くのに、いささか遅かったのかもしれない。

 毎度のことながら、話しがまとまっていないな。
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by karl_2525 | 2006-03-29 00:09 | 社会復帰  

寝不足が貯まって一日ダウン

 平均睡眠時間5時間が続いているためか、一日ダウン。会社を休み夕方まで寝てしまった。適切な睡眠時間というのも個人差があるようで一日4、5時間寝れば充分という人もいれば、8時間寝ないと調子が悪いという人もいる。私自身は6?7時間寝ないと調子が悪い。寝すぎもまた逆効果で、寝貯めというのができれば大変都合が良いが、一日に10時間も寝てしまうと体中がむくんだ感じがして不快になってしまう。

 平日は5時間、休日は10時間という極端に違う悪循環に陥ってしまっているが、ずーっと5時間睡眠では身体がまいってしまう。にんにく卵黄なるサプリメントを摂りはじめて2ヶ月目に入ったが、一日の仕事が終わって会社を出る頃に感じていたグッタリとした疲労感はだいぶ軽減された。多少は効果があるようである。あとは、朝スッキリと目覚めることができるサプリなどがあれば非常にありがたい。もともと朝は苦手だったが寒くなってくると余計に辛い。

 早く春にならないかなぁ・・・
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by karl_2525 | 2005-12-04 22:09 | 社会復帰  

抑うつ父さん出張に耐える

a0016745_2594222.jpg 体調は良くなったものの5年ぶりに遠方への出張に多少不安を感じていた。見知らぬ国への3泊5日は無事に耐えられるか?と思っていたが、何事事もなく乗り切れたのである。(もちろん、毎日飲んでいる例の薬は持参した。)片道7時間のフライトはお尻が痛くなったものの、機内食もたいらげ映画も2本『電車男』(今さらではあるが・・・)とアイランドを鑑賞。

 現地では朝から晩までワークショップ。夜は外食のついでにミニ観光。ホテルに戻ればメールのチェックでまた仕事。結局、毎晩寝るのは2時をまわっていた。

 おかげで現地に滞在中はず?っと寝不足の毎日だった。お腹の調子が崩れたときの用心に正露丸を持参したが、お腹は問題なかったものの辛いものの食べすぎで出口にきてしまった。オロナイン軟膏を持参すべしと多少後悔。orz

 帰りのフライトは夜発だったが、機内で『亡国のイージス』を鑑賞。その後『チャーリーとチョコレート工場』を観ようと思ったものの眠さに耐え切れず眠ってしまった。(この時点で午前2時を回っていたので無理もないが・・・)

 ウトウトしていると朝食が運ばれてきたが、時刻は午前4時。こんな時間に食欲のある奴はいないぞと思いながらも全てをたいらげてしまった。食後はウトウトしつつも眠りには落ちず6時半に到着。

 長いような短いような出張だったが、特にプレッシャーを受けることはなかったものの寝不足の毎日は少々辛かった。でも、個人的には現地のローカル食を食べたり、ミニ観光できたからプラスマイナスはゼロという感じ。仕事の成果はもちろん出張までしてきたのでバッチリ。(でなければならない)

 まぁ気分転換にもなったから心のエネルギーは多少は貯まったと思う。しかし、出張で不在にしていた間に貯まった仕事を考えるとゲンナリしてしまうが。
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by karl_2525 | 2005-11-20 01:39 | 社会復帰  

恵まれた職場?

 今まだ抑うつ状態に陥ったときに勤めていた2社に較べると、恵まれていると感じられる現在の職場。な?んにもやりたくない気持ちが月に一回くらいやってくるようになった。

 先日も定時に起床したものの、なんだかな?んにもやる気持ちになれなくなり休暇をとった。そんな日はほとんど一日中熟睡して一日が終わる。特に帰りが遅くなり1時に就寝なんていう日が数日続くとダメなようである。やはり寝不足が祟っているのかもしれない。

 昔は定時勤務がベースで急ぎの仕事やプロジェクト関連で一時的な残業はあった。しかし、今は残業がベースで定時に帰ることなんてまず考えられない。いやな世の中になったものだ。

 仕事があるだけマシなのだろうけど・・・
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by karl_2525 | 2005-11-08 22:27 | 社会復帰  

目が回るほど忙しい


 社会復帰して8ヶ月目に突入したが、年末に向けて複数のプロジェクトに関わっているために目が回るほどの忙しい日々と送っている。


 一時期は比較的早めに会社を出ることができたものの(といっても20時をまわっているが)、最近は21時前に会社を出ることがほとんどなくなってしまった。近く予定されている海外出張で息抜きができるのかプレッシャーを持って帰るのか・・・


 生きていくのは本当に大変だと思う毎日である。
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by karl_2525 | 2005-11-03 18:32 | 社会復帰  

サービス残業

 やっと金曜日。今日は帰りの電車の中で缶酎ハイ片手に、この書き込みを下書き中。もともと付き合い程度しか酒を飲まなかったが、先週あたりから帰りの電車で一杯やるようになった。決して酒に逃げているわけではないし、体が多量のアルコールを受け付けないので、缶チューハイ1缶で充分にほろ酔い気分を楽しむことができるのは経済的に体ができているのかもしれない。今更ながら胃を患って酒が飲めなくなった大酒飲みだった父親と一緒に酒を飲む機会が少なかったことが悔やまれる。カップ酒を水のように飲み干していた父親も、一人息子と一緒に酒を飲みたかっただろうと思う。

 再就職して半年以上経過して気が緩んでいるのか、仕事を面倒に感ずることが多くなった。特に午前中はその感が強いので、頭をあまり使わないルーチンワークに費やしている。昼から徐々にテンションが上がってくるので、ついつい残業しがちになってしまう。まぁ、残業して仕事のつじつまがあっているような気もするが・・・。

 会社にしてみれば、人件費の高い日本では1.5人分位の仕事をこなしてもらわないと採算が採れないのだろう。給料は年俸制なので、残業をするほど時間単価が下がる仕組みになっている。管理職ではない従業員に残業代を支払わないのは労基法上は違法なはずであるが、当たり前のように年俸制で残業代を払わない会社が増えている。まったくおかしな話しである。万が一、将来クビになった時に備えて毎日の出退勤時刻はメモしている。クビを宣告されたら、そのメモを証拠に過去に遡って残業代を請求する腹積もりなのである。サービス残業を強いられている諸氏には、出退勤時刻を記録することをお勧めしたい。いざ会社と争議になった場合に有力な証拠になることは労働組合活動で学んだことの一つであった。
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by karl_2525 | 2005-10-15 00:41 | 社会復帰  

穏やかに調子が良くなって行った半年

 残暑もやわらぎ、さわやかな秋風が吹くころとなりましたが・・・・と、便りを書きはじめる季節となった。気がつけば社会復帰をして半年が経過していた。

 復帰当初は月日が経つのが気になっていた。『1ヶ月無事働くことができた。・・・2ヶ月、3ヶ月・・・』などと気にしていたが時間と共に徐々に気にしなくなった。クスリに関しても夕方になって効果がなくなっていくということもなくなった。日々、調子が良くなっていくのがわかるということではなく、知らず知らずのうちに体調を気にしなくなっていった。明らかに怪我や病気とは違った経過をたどっているようである。心の病から回復することを寛解というのはこういった経過をたどるからなのかもしれない。

 今では職場でも笑ったり、怒ったり、同僚に愚痴をこぼしたり・・・といったことに全く抵抗がなくなったように思える。ひどく落ち込んでも数日経てば立ち直れるようになった。本当にありがたいことである。やはり今までは職場環境に問題があったのだろう。いや、問題があったのではなく自分に適した職場ではなかったというほうが正しいかもしれない。少なくとも自分の考えや行動をほとんど(7、8割近く)否定される関係(自分が上司であっても、部下であっても)は、私には耐えられないことがはっきりとわかった。

 しかしながら、会社(職場)によって自分に対する評価に雲泥の差があったのことは非常に驚いた。前の会社の上司からは仕事ができないと罵倒され続けていたのに、今の会社ではそれなりの評価をもらっている。どのような人間関係であってもお互いの価値観が人間関係自体を大きく変えてしまうのだろう。上司と自分との価値観に大きな隔たりがあれば私は最低の部下であり、少なからず共通する価値観があればそこそこの部下となることを今さらながら思い知らされた。

 私のブログを見に来てくださっている方々には希望を捨てないで欲しいと願うばかりである。個人差はあれど、いつの日か必ず元気が戻る日がやってくるはずである。そうでない方はご自分に問題があるのではなく、環境や周囲との相性に問題があるのだと思う。そこを少しずつでも変えていくことができるならば、必ず回復への道へたどり着くことができると信じている。
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by karl_2525 | 2005-09-24 18:56 | 社会復帰