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体調激変

 再就職してから2週間が経過した。最初の1週間は慣れない環境のためか1日が終わるとグッタリといった感じである。しかしながら過度の緊張や不安感はなく病に罹る以前に転職した時と同じような状況であった。

 ところが2週目半ばに奴がまた来やがったのである。きっかけとなる理由は思い当たらないのであるが、朝は時間通りに目が覚めるものの激うつ状態になってしまう。頭の中では、どうしたらこの状況から逃げられるかばかりを考えてしまい行動意欲はゼロ状態。前職で出勤できなくなった時と全く同じである。新聞を読む気にもテレビを見る気にもなれない。無理やりコーヒーとパンを口に押し込み家を出る時間を気にするばかり。あまりの苦しさに朝食後の薬をまとめて2回分飲む日が3日ほど続いた。『1年間休んだし、もう同じことは繰り返したくない』と念仏のように唱え、重いからだを引きずるようにして家を出る。

 会社に着くころには、ほんの少しであるが楽になる。まだOJT中の身であるが、教えられた仕事はこなすことができるものの頭が締め付けられるようで記憶力が著しく低下している。教えられたことをメモするためのノートは絶対に欠かせない。そんな状況でも体調の悪さを周囲に知られたくないので笑顔で同僚と会話を交わす。昼食も同僚が誘ってくれるのだが食欲は全くない。それでも、せっかく誘ってくれるので同行し、無理やり口に押し込む。

 しかしながら午後2時を回る頃になると、スイッチが切り替わるかのようにそれまでの地獄のような苦痛から開放される。自分でも不思議なくらいに正常に戻るのである。夕食もおいしく食べられ、テレビを見ながら笑うこともできる。この状態は翌朝に目が覚める前まで続くのであるが目が覚めると、うつのスイッチが再びオンになる。

 うつ状態は朝が一番ひどいのは一般的なようであるが、自分なりに考えてみると薬の血中濃度と関係があるような気がする。減薬して数ヶ月たち、薬は1日3回であるが同じ薬を同じ量だけ飲んでいる。薬の血中濃度は時間が経過するにしたがって下がっていくわけで、夜から朝にかけてが一番服薬の間隔が長く朝はかなり下がっているはずである。

 週末はちょうど診察日なので、このことを主治医に話した。夜の薬を増やすことについては主治医も同意してくれ、朝昼晩の薬は今までどおりで就寝前の薬が復活した。就寝前の抗うつ薬が朝昼晩の1.5倍となり抗不安薬が2倍となった。この処方に即効性があるかどうかは不明であるが、今朝は眠気が残るもののうつな気分はなかった。もっとも休日ということがあるかもしれないが、今朝のような状態を維持できれば非常にありがたい。

by karl_2525 | 2005-04-03 15:27 | 社会復帰  

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